参院選広島選挙区の大規模買収事件。一審で懲役3年の実刑判決を受け
た元法相の河井克行元法相(控訴中)と河井案里元議員(有罪確定)は、
党本部から1億5千万円もの資金を提供されました。党本部のだれが、
何の目的で資金提供を指示したのかが重大なポイントですが、自民党は
真相解明にはきわめて消極的です。
先日の報道では、自民党は「提供した1億5千万円について、地方議員
や後援会員らへの買収には使われていなかった」と発表した…のですが、
その根拠は?というと、、、
● 1億5000万円「買収に使われていない」自民党発表
河井夫妻連名の書面を公表 (中國新聞)
https://news.yahoo.co.jp/articles/15fb32b448c16854e1c2460e842a8af68a1f1fe7
<一部抜粋>
自民党の柴山昌彦幹事長代理が党本部で記者会見し、克行被告と
妻の河井案里元議員(47)=有罪確定=の連名の書面を公表。
「河井氏の弁護人を通じてもらった。1億5千万円からは買収資金を
出していないという報告と受け止めている」と説明した
<抜粋終わり>
河井夫妻が、そう言っているから、と。。。
( ゚Д゚)!? えっ、それだけ!?!?
それでは1億5千万円は何に使われたのか、仔細を示すべきですが、
そんな証拠もなく?
犯罪の当事者の自己申告を鵜吞みにして、それで「党からの1億5千万
円は買収には使われていません」とドヤ顔で言われて納得・信頼できる
わけがありません、、、せめて証拠を示して下さい。これは、調査でも
検証でもなんでもない、単なる「本人の言い分」です。
民主主義の根幹を不正な金で傷つけた罪の大きさははかりしれません。
党の内輪での処理ではなく、第三者機関による検証が必須です。こういう
幼稚な逃避体質・無責任体質の政党に、政治を任せて続けて、健全な民主
主義が育つとは思えません…。