自民党総裁選は今日、投開票だそうです。
貧困が深刻化し格差が拡大する社会、差別のなくならない社会、
「金次第」かのような不正まみれで公平公正とは程遠い政治…
安倍・菅政権がこの国に残した病はあまりにも深刻です。
だれもがかけがえのない存在として自由で平穏に生きることが
できる社会、公平公正な民主主義の政治、それらを取り戻すため
には、とにかく憲法に忠実な、憲法の理念を共有している政治家が
必要です。
● ジェンダー政策で目立つ及び腰 自民党総裁選4候補アンケート (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20210926/k00/00m/010/146000c
選択的夫婦別姓、同性婚、LGBT理解増進法、クオータ制についての
回答は、表のとおりです。
際立っている高市氏の「すべて反対」は論外として、
河野氏や岸田氏の「賛否を留保」も、実質的には反対ということです。
問題意識もなければ積極的に議論をとりまとめる気もなく、「よほどの
巧みな説得・交渉能力」がなければ猛烈に反対する高市氏・安倍氏らの
賛成をとりつけることはできないのですから、つまり、彼らが総裁に
なれば、これらの政治課題はすべてボツになるということ。
野田氏が同性婚に反対する理由としてかかげる「憲法改正が必要」は
誤りですし、「一気に進めると差別が助長される」の意味は謎です。
先日紹介した記事では「個人的には賛成」と言っていたのに、ブレる人
ですね。選択的夫婦別姓に賛成とはいいますが、総裁になったときに
選挙公約にするのかは語らず、結局信用できません。
差別の問題に、中立はありません。許さないのか、許すのか、しか
ありません。
4名の候補者は、いずれも差別に“温かい”。
こういう自民党に、これからの日本の政治の舵取りを託せるのか、
選挙までに見極めねばなりません。
#GOVOTE