自民党の総裁選に関して、国民にとって一番重要な事実は、
出馬するだれもが、菅首相の恫喝的な「異論を排除する」政治手法を
猛批判せず、人命後回しの五輪強行のみならず子どもたちを観戦させる
ことにも反対せず、森友学園問題や「桜を見る会」前夜祭の疑惑を
全力で真相究明しろとも、資料をすべて提出しろとも、主張していない
ことです。それをなぜマスメディアは強調しないのか。
大多数の国民が投票権を持たない総裁選に関して、ワクワクと予想
し合う野次馬のような報道でマスメディアが一色になると、新型コロナ
ウイルスの感染状況やアフガニスタンの情勢も隠れ、オリンピック・
パラリンピックで起きた問題や疑惑の検証も後回しにされます。
国民の生活や民主主義社会にとって有益な報道とはなにか、マスメ
ディアはよくよく考えて下さい。
● 自民党総裁選、問われる候補者の「発信力」
衆院選控え力量アピール (朝日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/809ec5b23c6bb14abb6bbb13dda43e0e9cfc955f