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2020年4月17日金曜日
「旧宮家の皇籍復帰」 いろいろありえない
政府が「安定的な皇位継承策の検討」として有識者へのヒアリングを
実施中とのこと。「戦後に皇籍を離脱した旧宮家の復帰に関する考えを
尋ねている」のだそうです。
● 皇位継承で「旧宮家復帰」聴取 政府が有識者ヒアリングで
論点整理への明記が焦点に (産経)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d05379e225707157a9f3042f4db4d0ab42addb59
皇籍復帰とサラっと言いますが、特定の血縁を理由に"ある家族"から
大部分の基本的人権を奪う、すさまじい策です。
ちょっと想像しただけでも、何が奪われるか想像つきますよね。
表現の自由、婚姻(離婚)の自由、職業選択の自由、信教の自由、
学問の自由、国籍離脱の自由、そして参政権だって…
上記記事によれば、旧宮家の皇籍復帰は小泉純一郎政権下で「保守派」
が主張しましたが、「皇籍離脱から長い時間が経過し、旧宮家と現在の
皇室との共通の祖先が600年以上前にさかのぼることなどを理由に
具体策として明記されなかった」と。
600年!
「旧宮家」という言葉にありがたみを感じている方々には、どんだけ
うっす~~~い縁か、再確認が必要です。市民です。
今さら一般市民を「◯◯様」に仕立ててでもいいから女性を天皇には
させない、という執念、並々ならないですね。
民意そっちのけで進められている点もひどい。
政権を下支えする日本会議は「何が何でも天皇は男系男子」と求めま
すが、果たしてそれが主権者国民の「総意」なのか?はなはだ…はなはだ
怪しい。
女性差別である以前に、そもそも天皇制そのものが人権保障や平等と
いった憲法の理念と真っ向から矛盾するものであることは、言うまでも
ありませんが。
問題山積です。