2020年4月8日水曜日

所得の補償をしないまま終電繰り上げ要請



● 政府、終電繰り上げ要請へ 夜間の外出自粛促す
                      緊急事態宣言 (時事)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200406-00000100-jij-pol



「政府は6日、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく緊急
事態宣言の発令に合わせ、対象となる7都府県の鉄道事業者に対し、
終電時間の繰り上げを求める調整に入った」


 自営業者、飲食業者に対する所得の補償を講じずにただただ終電を
繰り上げさせるのは、言葉を選ばずに言えばこうした業者に飢えて死ね
と言っているのと同じなのではないでしょうか。

 休みたくても休めない、店を閉めたくても閉められない彼らの立場を、
なぜ想像できないのか。
 彼らにも養う家族がいる、子どもがいる、介護する親がいる。生活が
あるのです。食費、光熱費、家賃が、突然払えなくなりそうな瀬戸際の
彼らの実情を、積極的に情報を取りに行き、想像し、人間らしい生活を
保障するために必死に考える、大胆な提案をする。
 …それが、政治家でありリーダーである首相の使命なのでは?


 今のこの光景を、忘れないようにしましょう。

 政治家を選ぶということの意味。選挙でだれかに投票することの意味。
 今なら、「それは命と生活を預けることだ」と、肌で理解できているはずです。

 声をあげて政治家に聞かせること、見せることがどんなに大事か。
 言いたいことを言いたいスタイルで言える自由がどんなに大事か。
 民主主義や表現の自由の「大事さ」も分かるし、政治について考えられる
時だし、それを人に伝えられる時だし、人と語り合える時ですね。