2020年4月21日火曜日

ライブハウスを見捨てる行政 「表現の場」をつぶす意味



 無観客配信したライブハウスは「営業した」とみなして感染拡大
防止協力金の対象から外すかもしれない件、音楽家の大友良英さんが
ツイートしています。


@otomojamjam
「無観客配信をした場合営業したとみなすという都の方針に断固断固
断固反対します!どれだけの思いでライブハウスが営業を止めている
のか、それは自らの収入を絶って感染拡大を止める捨て身の行為で
あること、そして無観客配信では収益にはほぼならないことを都は
理解すべきです!」
 https://twitter.com/otomojamjam/status/1251540925420994560?s=20



 「表現の自由」や人間性の危機、という視点から、まず考えてみます。
 人間がどれだけ音楽・映画・美術・文学にすがり、救われ、これらの
おかげで正気を保てていることか。「表現する場所」が無くなることは、
表現の自由の危機。表現する側にとっても表現を受けとる側にとっても
危機です。
 そして、その灯を消さないよう血を吐くような努力と試行錯誤を理解
しない知事と行政。

 表現の自由がいかに人間にとっても民主主義にとっても大事か分かっ
ている政治家なら、「表現の場」はなにがなんでもつぶしてはならない、
と思うでしょう。今、「表現の場」がここまで見捨てられている現状は、
都知事がつまり、そういう意識ではないことを物語っています。


 そしてまた、自営業者・フリーランスの方々の生活、日々の糧の危機
であること。
 きちんと当事者に寄り添えば、人並みの想像力があれば、こんな判断
になるはずがない。どれだけ行政のやり方が雑で不誠実で「人命優先」
でないか、文化芸術に無理解か、ということの証左です。


 この行政を人として許せるのか、都民はきちんと意思表示しましょう。
そして忘れずに選挙で示しましょう。

【ご意見・お問い合わせ】
●東京都緊急事態措置等・感染拡大防止協力金相談センター
開設時間 9:00~19:00(土日祝日を含む毎日)
電話番号 035-388-0567