2020年4月10日金曜日

外出自粛要請で「警察へ協力要請させていただくことあるかも」




 緊急事態宣言下で外出している市民に対して、安倍首相は
「罰則はないので、警察が取り締まりに回ることはない。ただ、『ご協力』
は要請させていただくことはあるかもしれません」
と述べました。


● 首相、外出自粛要請で
                    「警察へ協力要請させていただくことあるかも」 (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20200407/k00/00m/010/246000c


● 外出自粛「取締りせず 協力要請したい」 安倍首相 (NHK)
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200407/k10012373841000.html




 取り締まりではないが協力を要請する。市民にとっては、その違いは
分かりません。つまり警察が「事実上の取り締まり」をする可能性がある
というわけです。

 罪を犯したわけでもないのに、警察官から根掘り葉掘り尋ねられれば、
たいていの人の心は萎縮し、捕まえられるんじゃないかと急激に怖く
なります。
 悪いことをしているわけじゃないけど、従っておかないといけないん
じゃないか、という空気があっという間に作られます。


 要請(市民の自由な意思決定で決めてくれ)と言いながらたやすく
警察権力を使うことは、「要請だろうがなんだろうが、お国の意向には
逆らってはいけないんだ」という意識を高めるものです。
 人権保障をなによりも優先させるべき民主主義の国では、やっちゃ
いけない手です。