2013年11月7日木曜日

特定秘密保護法案の制定に反対する弁護士たちの動き


 特定秘密保護法案は民主主義と立憲主義を
骨抜きにする、実質的に憲法改正に近い恐ろしい
法案です。


 この法案を危険だと感じる様々なマスメディアや
団体が熱心にその危険性を訴えていますが、
弁護士たちも例に漏れません。

 そもそも弁護士は、弁護士法1条で「基本的人権を
擁護し、社会正義を実現」することが指命だと定めら
れているので…民主主義を壊すような改憲や、それと
同じ事になるこの法案が成立してしまうのを黙って
観ているわけにはいきません。
 私達「あすわか」の若手弁護士たちも、全国各地で
草の根反対運動を展開中です。


 各地の弁護士会や法律家団体の動きをご紹介しますね!

 例えば京都弁護士会は5日から始めた(特定秘密
保護法案に反対する)街頭宣伝を、臨時国会閉会まで
続けるとのこと。

 
 埼玉弁護士会は、11日正午に同法案反対のパレード
(県庁~浦和駅西口)を開催予定です。


 多数の原発がある福井では、福井弁護士会が5日に
同法案が「原発情報もテロ対策と称して隠してしまいか
ねない」として制定に反対する会長声明を出し、福井駅
前で街頭宣伝を行ったとのことです。


 また任意の法律家団体である自由法曹団が、特定
秘密保護法案の緊急意見書をまとめました。

 なんと、
 条文ごとに詳細な検証と解説がなされた上で、テーマ別
の論文集も書かれている全84ページの大著です!
 おそらく、同法案に関する意見書としては最も詳細です。
 同法案の最たる狙いが、国会を弱体化させた上で軍事
情報を政府が独占することで「戦争できる国」作りを進める
点にあることも指摘されています。

 すべての国会議員に読んでいただき、この国の未来、
子供達の未来のために同法案の怖ろしさを今一度考えて
いただきたいものです。
 (意見書はこちら)↓

http://www.jlaf.jp/html/menu2/2013/20131105112108_5.pdf