今日は「母の日」ですが、ぜひ、親に感謝できない事情のある
子どもがたくさんいる現実にも目を向けて下さい。肉体的・精神的
・性的な虐待に遭って逃げるしかない子どもを取り残さず、安心
できる居場所を確保する体制の大切さを確認し合いましょう。
また、親が孤独の中で追いつめられ虐待する手前で支える支援の
大切さも。
それらの体制整備は、行政の責務ですが、充てられる予算はあまり
にも少なく、あまりにも貧弱です。それはつまり行政の責任放棄で
しかなく、「人生において逃げ場もなく追い詰められる可能性のある」
すべての国民への愚弄なのだ、という理解を、ぜひ確認し合いませんか。
憲法24条は、原案でははっきりと「親の強制」「男性の支配」が
排除されなければ、家庭における個人の尊厳も、男女の平等も実現でき
ない、と書かれています。
最終的にこれらの文言は消えましたが、24条はDVや虐待で虐げら
れる妻や子どもの保護やサポートは国家の責務だという精神が貫かれて
います。
困窮する人をサポートすることは国の責務だ、と25条の説明で社会権
が語られますが、24条も同じように、家庭内で虐げられている人に手を
差し伸べる国家の責務が定められていることを、ぜひ知って下さい💛