恐怖の重要土地調査法案。
国の安全保障にとって「重要な」場所や施設が、なにかしら妨害
されることのないように、土地所有者・利用者の調査、土地の利用
規制、果ては土地収用をすることで、安全保障を万全にします、と
いう法律です。
国民のプライバシー、表現の自由、思想・良心の自由、財産権など、
数々の人権が侵害されてしまうあまりにも危険すぎる治安立法なの
ですが、
読んでいてゾっとするのは、具体的なことはすべて政令に任せる
「これ以上ない」漠然さです。
例えば、第2条の一部(読みやすいよう、カッコは省きます)。
この第二条2項の三、ひどいの分かりますか?
自衛隊基地・米軍基地
+海上保安庁の施設
+「その他国民にとって重要な場所」 と言ってるのと同じで、
三には、原発、空港、ダム、浄水場、駅…入れようと思えばなんでも
入れられます。
基地周辺だけではなく、原発再稼働反対はじめ、あらゆる場所での
市民運動が、標的にされる危険があります。
すべての人にとって、自分の自由や人生のかかった問題であること、
ぜひ知ってください。
<続く>