平和は自由を行使する前提で、平和あっての「自由な人生」です
よね。
一歩進んで、日本国憲法は、平和のうちに生きる人権があるんだ、
と“発見”しました。
これが平和的生存権なわけですが、
日本国憲法前文の「恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する
権利」という平和的生存権の文言から、私たちは「単に戦争がなければ
『平和』だろうか?」と考えてみなければいけません。
戦争がないだけでなく、あらゆる「恐怖と欠乏」が無くなって初めて
「平和」は訪れます。DVや虐待に怯えることなく、困窮することもない
生活ができて、やっと平和で、人間らしく自由に、何者にも支配されず
に生きることができます。
こう見てくると、国家はあらゆる(暴力による)支配と貧困を除去
して「平和」を確保する責務を負うんだな、と気づきます。
平和的生存権とか、社会権とか、すべてつながっているダイナミズム
に気づいていただけると嬉しいです🌟