2021年5月18日火曜日

「大規模摂取センター」なる施設の予約システム メディアの取材は「妨害」でしかないのでしょうか?


 予約受付が始まったワクチンの「大規模接種センター」なる施設

に関して、岸防衛大臣は朝日新聞出版と毎日新聞社に対し、厳重に

抗議する考えを示した、とのこと。


 (朝日新聞出版が運営する)アエラドットと毎日新聞は大規模接種

センターの予約に関し、架空の接種券番号で予約ができるか検証して

みたところ、実際に予約ができてしまい、予約システムに不備がある

と報じたわけです。


● 大規模接種予約システム改修へ 架空情報入力取材に抗議 (共同) https://this.kiji.is/767181287781056512



● 岸防衛相、朝日新聞出版と毎日新聞に抗議へ 架空の接種券予約で (産経) https://news.yahoo.co.jp/articles/f4faf7caccca2b344a97bb53ba56d342ce86b64a



「取材目的で架空情報を使い予約した朝日新聞出版と毎日新聞に

対して『悪質な行為であり、極めて遺憾だ。厳重に抗議する』と

述べた。」

 …というように書かれていますが、ことの本質がどこにあるのか、

注意して見極める必要があります。

 朝日新聞出版と毎日新聞の行為は、防衛省の予約システムの欠陥

を暴いて報じる目的でのもので、受け手である国民としては体制の

ずさんさを知る権利も必要もあります。それを、ただただワクチン

接種への「悪質な妨害」でしかないかのように非難するのは、躊躇

が必要なのでは… 特に防衛大臣が、自分のとこのずさんすぎる

体制については棚に上げて、あたかも朝日や毎日の取材行為が有害

無益かのように非難するのは、論点のすり替えに近いものがあります。


 他社の取材を「単なる妨害でしかない」かのように非難するメディア

は、自らは予約システムの体制に問題がないのか斬りこまず広報に

徹するのでしょうか。

「大規模摂取センター」なる施設が、果たして真に「大規模」に摂取

できるセンターとして稼働できるのか、国民に向けて何も探らないの

でしょうか。