自民党が「提示」を予定している、いわゆる改憲4項目の3つ目。
それは、「国は教育環境の整備に努める」という条項を加筆しよう、
それは、「国は教育環境の整備に努める」という条項を加筆しよう、
という改憲…。
2017年の総選挙で自民党は「教育無償化の改憲」を選挙の
約にまで掲げていたのに、選挙後にものすごいトーンダウンした
結末がこの案です。
2017年総選挙の際の自民党の公約
↓
これ、今さら850億円かけて国民投票して書き込む必要が
どこにあるのでしょうか。
今すぐ教育環境を整備すればいいだけですよね。
本気で教育無償化を考えているなら、今、無償化してください。
さらに、この条文「案」をよく読むと
「(教育が)国の未来を切り拓く上で極めて重要な役割を担うもの
であることに鑑み」という一文が。
教育を受ける権利という人権がなぜ国民に保障されているかというと、
社会で「尊厳ある個人」として生きていく上で、「私」という人格の
形成に必要な知識・教養・技術・思考方法をしっかり学ぶ機会が不可欠
だからです。
(特に子どもは保護者に対し、義務教育を受けたいと求める人権があり、
保護者はそれに応える義務があります。)
そういう発想とはまったく違ったものが、この条文「案」に書かれて
いること、お分かりでしょうか。
国民の教育は国益のため、という思想をしっかり明記する意図もある
のですね。