2019年1月23日水曜日

統計の不正 こんなずさんな幕引きは許せません



 厚生労働省が毎月勤労統計をわざわざソフトまで作って改変していた という前代未聞の事件。
 官僚自身にメリットがないのになぜわざわざそんなことをするに至った のか、なにか圧力があった可能性がきわめて高いことが分かります。
 その真相究明を厚労相が誓ったばかりなのに…

●統計不正、厚労次官ら22人処分 幹部関与も隠蔽認めず (共同)
「担当者は不正を認識しながら漫然と踏襲し、局長級の職員も報告を 受けていたが放置したと指摘した。一方で『意図的に隠したとは言えない』 と組織的隠蔽を否定した。
  ↑
え…(゜o゜)? 
これを“組織的隠ぺい”、と言うのでは?

●統計不正、拙速幕引き真相遠く お手盛り調査中立性疑問 (西日本新聞)
 十分な裏付けもないまま組織的な隠ぺいを否定するのはなぜでしょう。  こんな短時間で究明できるわけもないのですから、もっと念入りに調査 すればいいのに、一刻も早く幕引きをしたいという気持ちが露骨です。

 公文書改ざんと同じく、「民主政治の土台」が壊されるあまりにもひどい 事件。このデータ改変が、安倍政権の経済政策が「成功している」かのよう に見せかけていたのですから、私たち国民は「では真のデータ上では、安倍 政権の経済政策は成功していたのか??」と疑わざるを得ません。
 きたるべき選挙でも、経済政策が本当に功を奏していたのか、このまま 安倍政権と自民党に経済政策のかじ取りをさせておいていいのか、大きな 判断をして投票しなければなりません。
 だれがなぜデータ改変をしたのか、真のデータはどうだったのか、必ず 究明することを望みます。  主権者として、明らかにしてもらわなければなりません。

 こんな幕引きは許さない、と、声を上げませんか。
 報道番組へメールで意見を送りませんか。新聞に投書しませんか。  地元選出の国会議員へFAXを送りませんか。
 一人でもできることはたくさんあります。  どんなに「微力」でも、「無力」ではありません。