2019年11月20日水曜日

「慎み忘れた政治を憂う」 お任せ民主主義、そろそろ卒業しましょう。



 東京新聞は社説で「実際の政治は、言葉とは裏腹に、謙虚さや
丁寧さからは程遠いと言わざるを得ない」と、長期政権がもたら
した「災禍」を次々に挙げています。
 
● 安倍内閣最長に 慎み忘れた政治を憂う (東京)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019112002000167.html


 国会運営では、「質問に答えない」「議論・対話を拒絶」という
手法と強行採決によって国会を形骸化させ、憲法をないがしろに
する法律を立て続けに成立させました。

 森友・加計問題は、首相の「政治の私物化」が暴露された上に、
官僚組織の“忖度”文化の重症化、公文書の改ざんまでもが明らか
になりました。

 豪語する「アベノミクス」とはなんなのか…実質賃金は下がる
一方で、大多数の国民の生活が苦しいにもかかわらず、消費税率
を上げる政府は、一体なにを見て、何に寄り添っているのでしょう。


「選挙は国民の意思表示には違いないが、勝てばすべて許される
という独善的な考え方が、政治から慎みや廉恥を奪い去った。
長期政権の歪(ひず)みである。
 歴代最長となる直前に『桜を見る会』を巡る首相の公私混同

ぶりが表面化したのも、必然だったのかもしれない。
これを、政治に慎みを取り戻し、国民と真摯(しんし)に向き合う
機会としなければならない。」
               (上記社説より一部抜粋)


 こんなリーダーでいいのかな、
 こんな生活がいつまで続くのかな、
 「政治なんて、誰かがやっておいてくれればいいや」と思ったら、
そこでその人は、自分の「主体的に、私らしく生きる権利」を捨て
たも同然だと、そろそろ気づいて欲しいのです。


 あすわかの紙芝居「王様をしばる法」の最後は、こういう言葉
で終わります。

「政治をする人たちが憲法を守ってくれるのを待っているだけでは、
なにも変わりません。政治をする人たちが憲法を守るかどうか、
私たちが見守っていかなくてはならないのです。
 そして、もし政治をする人たちが憲法を破ってしまったら、憲法

をきちんと守らせるために、私たちが声を上げなくてはならないの
です。」

https://www.youtube.com/watch?v=zWvD1rjusF8



* 紙芝居データ配信はこちらから
   ↓
https://www.asuno-jiyuu.com/%E3%82%B0%E3%83%83%E3%82%BA%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/%E7%B4%99%E8%8A%9D%E5%B1%85%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E9%85%8D%E4%BF%A1-2/

 残念なことですが、権力はいつでも、放っておけば国民の生活や
自由を奪う方向に動いてしまう。
 私が私らしく生きていくためには、政治を監視し続けるしかない
のです。