日本社会で女性の登用が進まないことに関し、
経済同友会の桜田謙悟代表幹事は「女性側にも原因がないことはない。
(チャンスを)『与えられたら』という方はいるが、自ら取りに行こう
という人はまだまだ。そんなに多くはないのではないかと思う 」
と述べました。。。
● 「女性側にも原因がないことはない」同友会代表幹事 (テレ朝)https://news.yahoo.co.jp/articles/826a3ec22ab8a15546603a97349ad2754d5df42f
…いまだに、こんな古典的な「有害なヘ理屈」をこねる人がいる
のですね🔥
女性がチャンスを積極的につかみに来ない、と感じたなら、
「女性が積極的にチャンスを掴みに来られない事情はなにか」と
考えるのが普通ですよね。
女性も男性と同じ能力と意欲を持っています。この発言をした人には、
その前提がなく、「女性にはそもそも男性並みの意欲が(あるいは能力
も)ない」と考えています。
24時間男性並みの企業戦士になれるなら登用してやろう、
子どもが熱を出したとかいって帰宅したりしなければ、
産休だの育休だのとるとか「わがまま」言わなければ、昇進の
チャンスを与えよう。
この態度。
この壁。
この構造が、どれだけの女性の意欲と心を折ってきたことか。
悔しくて、たまりません。
経済界のトップが、いまだに社員を人間と思っていないということ
ですね。
社員も人間で、趣味もあり休息も必要で、恋愛をして結婚、出産の
選択をすることもあり、自分らしい生活を送ることがなにより大事で、
決して社畜になるために生きているのではない。
社員をそうとらえていないから、男性社員を家庭から引き剥がし、
それに従えない(女性)社員を「働く意欲がない」とみなすわけです。
女性社員たちがキャリアを重ねたくても、そんな働き方しか許されない
職場では生きていけない、と心が折れるのは当然で、それを理解せずに
「女性に意欲がない」と捉えるのは致命的なまでに視野が狭い、差別的
な発想です。