2021年2月26日金曜日

“選択的夫婦別姓反対文書”に並べられている理由のどれもこれもがアレで <後編>


 丸川珠代議員(男女共同参画担当相)や高市早苗議員(元男女共同

参画担当相)をはじめとする自民党の国会議員有志が、選択的夫婦

別姓の反対を求める文書の全文が報じられています。


● 【選挙区つき一覧】

選択的夫婦別姓反対の国会議員50名のリスト 

<選択的夫婦別姓・全国陳情アクション>

 https://chinjyo-action.com/opposition-members/



● 【全文】夫婦別姓反対を求める丸川大臣ら自民議員の文書、

                    議員50人の一覧 (東京) 

https://bit.ly/2O7z1FG


 彼らが選択的夫婦別姓に反対し、夫婦はすべからく同姓でなければ

ならない、と考える理由が並べられています。

1つ前の記事では1~3について書きました。


4 夫婦別氏推進論者が「戸籍廃止論」を主張しているが、戸籍制度

に立脚する多数の法律や年金・福祉・保険制度等について、見直しが

必要となる。

 ↑

 …デマです。

 まぁ、そういう人もいるかもしれませんが、選択的夫婦別姓を求めて

訴訟を起こしている方々はじめ賛同する多くの方は、今までの自分の姓

を「戸籍にも書きたい」と望んでいます。


5 既に殆どの専門資格(士業・師業)で婚姻前の氏の通称使用や資格

証明書への併記が認められており、マイナンバーカード、パスポート、

免許証、住民票、印鑑証明についても戸籍名と婚姻前の氏の併記が

認められている。

 選択的夫婦別氏制度の導入は、家族の在り方に深く関わり、

『戸籍法』『民法』の改正を要し、子への影響を心配する国民が多い。

  ↑

 そもそも姓を変えたくないのです。「旧姓も名乗っていいよ」という

レベルでは済まされない話です。併記はむしろ紛らわしい。

なによりも人権保障が優先されるべきなのだから、必要な範囲で法改正

をおこなうことがなぜダメなのか逆に問いたいし「子への影響」って

なんでしょう?


 

 * * * * * * * 

 というわけで、同姓が強制されなければならない「理由」は、

どれもこれも論理が破綻しています(理由にならないものすらありまし

たね)。

 それまでの氏を失うことで、例えようもない喪失感に苦しむ人が、

現実に少なくなくあいません。誰かの人権を踏みにじる制度である以上、

違憲で許されない制度なのです。

 変えない選択肢があってもいいじゃないかという共感は、世論調査でも

確実に多数を占めています。「あくまでも同姓強制に固執する」方々が

マジョリティかのような書き方も、妄想めいていて、現実を直視しない

様子が伝わってきます。