2021年6月11日金曜日

愛知県弁護士会 「重要施設等の土地等の規制等に関する法律案に反対する会長声明」


 重要土地調査規制法案が、まともな審議のないまま衆議院で可決され、

参議院での審議が始まりました。廃案一択です。

 各地の弁護士会から、廃案を求める反対声明が続々と出ています。


愛知県弁護士会

<重要施設等の土地等の規制等に関する法律案に反対する会長声明>

https://www.aiben.jp/opinion-statement/news/2021/06/post-54.html




 人権に対して凶器のような法案の危険性を簡潔にまとめています。

    ↓

「法案の土地等利用状況調査そのものが曖昧で恣意的に行われる

おそれがあり、さらにはその調査のための、情報提供を求める内容も

恣意的に行われるおそれもあり、政府が、刑罰の威嚇によって、

市民のプライバシー権や思想良心の自由、表現の自由等、基本的人権

を著しく害する危険がある。」


 法案が必要だという根拠もないことを、厳しく指摘しています。

 「国防のため」っていう妄想ないしデマ、に基づいた法案です。

    ↓

「本法案は,安全保障上の観点から,外国資本による重要施設近辺の

土地等の買収を防ぐことが立法事実とされているが」「本法案がいう

重要施設周辺の土地につき,外国資本による土地取得による問題が

発生している事実はなく,同法案の立法事実はない。」


 「当会は、基本的人権の擁護と社会的正義の実現という観点から、

本法案が国会審議によって廃案とされることを強く求める。


 愛知県に住むすべての人の人権にとっての危機です。

県民の方はもちろん、他県の方も、ぜひ声明を読んで、周囲に広めて

ください。

 マスメディアにはこの法案の危険性をもっと大きく報じるよう、

メールや電話で求めましょう。投稿しましょう。