2021年6月24日木曜日

夫婦同姓は「合憲」 心から抗議します


 別姓を認めない現行の婚姻の規定を合憲とした最高裁の決定に、

心から抗議します。

 自分の名前は自分の一部であり、結婚したくば変えろと強制する

ことは、その人の身体を引き裂くことに等しい人権侵害です。

自分のまま結婚し、自分のまま生きたい。なぜそれが許されないか。


● 夫婦同姓の規定は「合憲」 最高裁大法廷、6年前と同様 (朝日)https://www.asahi.com/articles/ASP6R4CT2P6LUTIL064.html?oai=ASP6R6DRDP6RPITB012&ref=yahoo


● 「国会の判断」当面進展せず 自民、集約先送り 夫婦別姓 (朝日) https://news.yahoo.co.jp/articles/6693f9b8b8ef25916fb9fb9d6aa8f0ebb86adbf3


 選択的夫婦別姓はじめ性差別の問題は、巨大与党である自民党と、

その他の政党や世論と、最も違いが鮮明に出るテーマです。

 女性が対等な人間扱いされなかった時代への郷愁を隠さず、「あるべき

女性」「あるべき家族」観へ固執する、“極右”と呼ばれても仕方ない一部

の議員たちが自民党内で力を持ち続ける以上、自民党政権下で選択的夫婦

別姓が実現することも、性差別が解消されることもない、と見るのが現実

的ではないでしょうか。

 

 選択的夫婦別姓の実現がまた一段と遠のいたことについて「そんなに

落胆することか?」と思っている男性は、ぜひ自分が他人事として傍観

できる“特権”について考えてみて下さい。せめて、自分が婚姻で姓を

変えて生きることを想像して下さい。「不便」を超えた喪失感、苦しみ

を少しでも共有して下さい。


 あっ、今年は、衆議院の選挙がありますね!