2020年7月16日木曜日

Go Toキャンペーン ぜったいに今じゃない。



 観光支援事業GoToキャンペーン…今日の夕方、新型コロナ対策分科会
で専門家の意見を聴取し、ほんとうに予定通り全国一斉で22日に始めるか
どうか、最終判断するそうです。


● 「GoTo」全国か地域限定か 政府、専門家の意見聴取へ (共同通信)
 
https://news.yahoo.co.jp/articles/69bc97f96c3b465d46b68991654fd0e397e2bbd0



 危険に満ちた旅(感染したらバッシング)を緊張感もって行くがよい、と
いうキャンペーン。そんな罰ゲームみたいな旅、誰が行くのか。なぜ、
よりよって今、勧めるのか。

 先日、菅官房長官は「旅行者に『三つの密』の回避などに気をつけた上
で活用していただきたい」と述べました。
 しかし、100歩譲って「万が一感染しても行政が完璧な治療と生活保障
を用意するから大丈夫。ぜひ旅行に」というならまだしも、「感染しても
自己責任。ぜひ旅行に」というのは、あまりにもトンデモで、国の公衆衛生
の推進・向上を担い、国民の命を守る義務を負う国家が勧める政策としては
理解不能です。

 観光業者さん、お土産屋さん、バス会社さんなど観光で身を立てている
業者さんの危機は想像に余りあります。その方々が地元で感染を拡大させ
てしまったらという不安とプレッシャー、それでも商売していかなければ
会社が立ち行かない(自分も社員も食べていけない)という恐怖とのジレ
ンマのさなかにあることも。
 こんなときにこそ、政府がしっかり休業補償して安心して店をしばし
閉める要請をすればいいのに、政府は無策。観光で身を立てている方々
自身の命だって危ういのに、自己責任で営業させる(感染したらバッシ
ング)というのは、狂気の沙汰です。


 そのお金は、命がけで働く医療従事者、困窮するひとり親家庭、あるいは
休業要請すべき業者への保障などに使うべきです。お金の使い道が、致命的
に間違っています。


 Go Toキャンペーンへの違和感、疑問、怒り。それぞれが、自分なり
の形で、しっかり発信していきましょう。黙っていれば、政府からは
「怒っていない」「容認した」と受け止められてしまいます。自分には
何ができるのか、何だったらラクに発信できるのか、考えて、行動して
みましょう!