2014年4月30日水曜日

「集団的自衛権」とは書かないけど集団的自衛権を行使できるようにします!……って何それ?

毎日新聞の報道によると、政府・自民党は、憲法解釈を変更する政府方針に「集団的自衛権」とは書かず、「自衛権」とだけ書くことを検討しているのだそうです。

<集団的自衛権>憲法解釈の変更案 「集団的」を表記せず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140429-00000013-mai-pol

え、ということは、
「集団的自衛権」と書いてしまうと公明党や国民などから反対されるかもしれないので、
「集団的」とは書かないでおきましょう、でも内容からいえば集団的自衛権を行使できるようにしましょう!

ということを考えているわけですね。

……なんでしょうかそれは?

「集団的自衛権」と言っても言わなくても、結局、本質のところは
「日本の領土や領海が攻撃を受けていないにもかかわらず、日本が武力行使に参加することを認める」
ことにほかならないのです。
単なる言葉遊びじゃないでしょうか。

実は、自民党が2012年4月に発表した日本国憲法改正草案でも同じようなことが行われていました。
草案9条2項に、「自衛権の発動を妨げるものではない」と書いてあるのですが、
条文上はどこにも「集団的自衛権」という言葉は出てきません。
しかし、自民党が作成したQ&A(10ページ)で
「個別的自衛権や集団的自衛権が含まれていることは、言うまでもありません。」
と書かれています。
こうなると、「集団的自衛権」と条文に書いてしまったら国民投票で通らないかもしれないから、「自衛権」とだけ書いたんじゃないか、と思いたくなってきますね。

こんな言葉遊びでごまかすのではなく、
日本の領土や領海に対して攻撃がない場面でも日本が武力行使できるようにするかどうか、
国民がきちんと考えてきちんと議論して、国民自身が決めないといけないんじゃないでしょうか。

公明党さん、まさかこんなことでごまかされたりしませんよね????