2014年4月26日土曜日

~今こそ集団的自衛権を考えよう~

昨日、札幌で、あすわか会員がコーディネーターやパネリストとして参加した企画が開催されましたので、そのご報告です☆

まず、清末さんという大学院准教授からご講演がありました
集団的自衛権について
自ら敵を作る危険がある
自らを危険に追い込む可能性がある
多くの民間人の参加・強制が現実化する、と指摘され
アフガニスタンを例にとって
集団的自衛権の行使が、アフガニスタン民衆に幸せをもたらさなかった、ことの紹介がなされました。

次に、
あすわか会員の猿田さんからの講演
日本に対するアメリカの要請が一部の知日派の方々によってなされていること
日本からアメリカへの情報提供が少ないこと
アメリカでは日常的に軍隊がそばにあり、日本では軍隊の存在が非日常であるという決定的な違いがあること、の紹介がなされました。

そして
お二人をパネリストとして、あすわか共同代表の神保さんをコーディネーターとしてのパネルディスカッション

・限定的容認と言っても、自衛隊の海外派遣があっという間に本来任務になったことからすれば、集団的自衛権もあっという間に拡大される危惧のあること
・石破氏によれば日本の集団的自衛権行使を歓迎しているらしいASEANでは、紛争を棚上げしながら非軍事による紛争解決が進められているため、日本の集団的自衛権の行使は求められていないと思われること
・オバマは、訪問した国を悪くいうことができないので、日本がやりたいのであれば反対しないよ、という意味で発言をしたのではないか、その証に対中関係をエスカレートすることは「深刻な過ち」であると述べていること
・紛争当事者はいかに紛争を避けるのかということを考えるが、現政権にはそのような姿勢があるのか不明であること
・外交の基本は信頼を醸成していくこと
など、お二人からお話しいただきました。

質疑応答の途中で、某有名裁判の元当事者の方からの発言があるなど、多いに盛り上がりました。

自らの住む国の行く末について、世論を形成し、国会議員へ声を届ける重要性を再確認して、このイベントは終了しました。

海外体験のあるお二人のお話をきいて、
武力行使の実態、外交の実態を知ることが出来た気がします


あすわか主催ではなかったですが、あすわかメンバーが出ていたものですし、
とても勉強になったので、今回載せることにしました!