名古屋市の施設で開催中の企画展「私たちの『表現の不自由展
・その後』」の会場に、爆竹の入った封書が届き、同展が会期途中
で事実上中止となりました。
なぜテロへの最大級の非難や「テロに屈しない」というメッセー
ジと共に企画展を開き続けないのでしょうか。
● 爆竹で中止の「表現の不自由展」 河村市長「再開は捜査次第」 (毎日)
https://mainichi.jp/articles/20210712/k00/00m/040/242000c
「『差し迫った危険』を超える威力業務妨害罪の既遂。市民の生命
身体に被害が及ぶ可能性があり、ストップするのが市長の責務だ」
「捜査を優先させなければいけない」
封書は郵便で届いたのであって、施設内の捜査がこんなに長期間
かかるとは思えません。
「テロへは屈しない」どころか、粛々とテロに屈する河村市長。
これでは、気に入らない表現は暴力でつぶせばいい(爆竹を送って
ビビらせれば気に入らない展示はつぶせる)という成功体験を与える
ことになります。簡単に企画展をつぶすことに助力してしまう市長が、
いかに「表現の自由」を軽視しているかが分かります。その責任は
あまりにも重く、辞職相当です。