東京五輪の、日本選手団の壮行会が行われたそうです。
内村航平選手が、昨年11月に「〝できない〟ではなく、〝どう
やったらできるか?〟を考え、どうにかできるように考えを変えて
ほしい」と述べたこと、そして開催が強行されるという今について、
こう述べました。
「ああやって言ったことで開催してもらえたとは僕は思っていない。
選手が何を言おうか世界は変わらない。選手はそれぞれができること
を一人ひとりがやり、感動を届けることしかできないのかなと思い
ますね」
● 【東京五輪】体操・内村航平オンライン壮行会終え
「選手が何を言おうが世界は変わらない」(東スポWeb)
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/gymnastics/3387282/?amp&__twitter_impression=true
…とても残念です。
アスリートも、アスリートである前に、一人の尊厳ある人間であり、
市民です。
「選手が何を言おうか世界は変わらない。」というのは、間違いです。
長いものには巻かれるしかないかのように、必死に声をあげる市民の心
を折るような発言は、不見識と言わざるを得ません。。。
ましてや、五輪開催は市民の命にかかわることです。自分を「尊厳のない
駒」かのように貶める発言でもあり、それはやめてほしいと思います。
一人ひとりの微力を積み重ねれば、大きく政治を動かせることを知って
ほしい(実際、最近だって検察庁法改正案や、入管法改正案で、たく
さんの人たちが経験してきたことです)。
たたかってもみないで諦めたり、無気力だったり。そういうのはもう、
止めましょう。
社会に生きる一人の人間として、あるいは一人の親として、考え、声を
あげましょう。