2021年3月24日水曜日

改憲のための改憲 武井議員(自民)のツイート

 

 自民党の武井俊輔議員のツイート、とても問題がある内容なので

ご紹介します。


武井俊輔(自民党 宏池会)@syunsuke_takei

https://twitter.com/syunsuke_takei/status/1373848054973956098?s=20

「憲法は不磨の大典ではなく時代の価値観を捉え、あり方を考えて

いくことは必要です。その意味でも野党からも改正案を出して頂き

議論すべきです。改憲=戦争的なおどろおどろしいイメージが一部

に根強いとするなら、9条より先に多様性に係る部分だけ変えても

いいと私は思います。」



 「○○を改正しなければ」という、何か具体的な国民の世論が形成

されてもいないのに、唐突に「野党は対案を出せ」という主張。

意味が分からない、というか、本末転倒というか…最初から改正ありき

の前提に立っている、とてもおかしな主張です。

 差別を解消し人権を保障する政治を全力で進めて、社会を憲法に

ことこそ、憲法尊重擁護義務(憲法99条)を負う国会議員の使命の

はずです。その努力はしているのでしょうか?

生活保護制度を充実させていますか?

保健所を増やしましたか?

夜間学校を増やしましたか?

性暴力被害者のワンストップサービスを拡充させましたか?

児童相談所の職員を増やしましたか?

労基署の職員を増やしましたか?

保育士の待遇を改善しましたか?

女性議員を増やす実効性あるプランを実行しましたか?

選択的夫婦別姓を実現させましたか?

同性婚を法制度化しましたか?


 繰り返しますが、国会議員の方々は、「社会を憲法に近づける」使命を

忘れないでください。生きてる人間(国民)は、求めてもいない机上の

空想に付き合っている余裕はありません。

命と生活がかかる諸問題を、憲法に忠実に、解決してください。