2021年3月1日月曜日

丸川珠代氏への「批判」ではなく「反発」と書く記事


 冒頭、「丸川珠代五輪担当相が自民党の保守系国会議員有志と

ともに、選択的夫婦別姓の実現を求める意見書採択を阻止するよう

文書で地方議員に呼び掛けたことが分かり、反発を招いている。」

から始まるこちらの報道、タイトルにも「反発」と書かれています。


● 「別姓反対」丸川五輪相に反発 地方議員へ阻止要請 (時事)

 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021022800225&g=pol



 …なぜ「批判」でなく「反発」と書くのでしょう( ゚Д゚)?

 記事に登場する、地方議員の怒りや国会議員からの批判は、どれも

これも常識的というか論理から導かれる真っ当な批判です。

 国会議員からの指示ないし圧力めいた傲慢な文書に地方議員が怒る

のは当然です。住民から聞こえてくる訴えに耳を貸しよりよい社会を

展望する地方議員の活動への妨害になりかねません。

 そもそも性差別や家制度的な家族観を事実上温存させる機能を有する

「同姓を強制する婚姻制度」に固執する人は、性差別解消の旗振り役

としてどう考えても不適任。旗振り役自らが、性差別解消願う人の声に

耳を貸すなと地方議員に文書を送るって、一体、どういうことでしょう

。。。


 意味が分からない、というレベルで、

 政権・与党には、性差別を解消しようという意欲は無いのです。


 最初の疑問に戻ります。「反発」と書かないで下さい。

情緒的な、非論理的ないらだちではなく、正当な怒りであり批判です。