2020年12月24日木曜日

ブラック校則は「支配の道具」


 福岡県弁護士会が、福岡市立の中学全69校の校則を調査しました。


● 制服、下着、髪形…厳しい校則残る 
福岡市立中、県弁護士会が調査 (西日本新聞)


<一部抜粋>

 下着は57校が色、54校が無地やワンポイントまでといった規則を
設けていた。「違反下着は学校で脱がせる」という規則も1校にあった。

<抜粋終わり>


( ゚Д゚)!!
 誰にも見えない下着にルールを作る点がまずどこまでも意味不明な上、
違反がないか教師が「見て」「脱がせる」…およそ教育とはかけ離れた
「支配」で、セクハラです。


<一部抜粋>

 校則について生徒が疑問を呈しても、『内申に響くぞ』と脅されたり、
『政府がそう言っている』とはぐらかされたりした例があった。
校則の議論そのものを禁じられた場合もあったという。

<抜粋終わり>


 合理性も必要性も無い理不尽な校則は、単なる「生徒への支配の道具」
でしかありません。圧倒的な権力関係のもと教師がその校則で有無を言わ
せず生徒をしばり続ければ、生徒はおのずと「自分より目上の存在には
ただ黙って従うしかない。」「長いものに巻かれてればいいんだ」という
人間に育ちます。ハラスメントを容認する人間が再生産されます。
 何も考えずに理不尽な校則で生徒をしばってきた教師は、自身の指導が
及ぼす影響を、何度でもふりかえるべきです。