2020年9月14日月曜日

「異論を許さない」官僚支配を強化するという予告


 
 自民党総裁選に勝つことがほぼ確実視されている菅義偉氏は、中央
省庁の幹部人事を決める内閣人事局に見直すべき点はないと明言し、
政権の決めた政策の方向性に反対する官僚は「異動してもらう」と
述べた、とのこと。

● 菅氏、内閣人事局は変えず「政策反対なら異動」 (共同通信)
 https://this.kiji.is/677708981573764193?c=113147194022725109



 報復人事と強権政治の予告ですよね、これ…。

 これで正義や公正が保てるわけがありません。官房長官としての菅氏
の得意技は「官僚支配」でした。菅氏が首相になれば官僚支配がより
一層強くなり、いわゆるイエスマンだけが出世する「異論を許さない
政治」がとことん続く、というわけです。

 公務員の倫理を徹底的に壊したいかのよう。

 公務員の倫理が崩壊すれば、社会全体のモラルも、ますます下がります。
 公平公正・人権・平等といった最低限の建前が、より一層夢のまた夢
になってしまう。そんな政治は、市民の手で終わらせましょう。
 社会を憲法の理念に近づけるよう努力する政治家と政党に投票しましょう。