2021年10月16日土曜日

「敵基地攻撃能力」ほんとに必要?っていうか可能なのそんなの? ⑦⑧


 自民党が選挙公約に盛り込み、議論を進めようとしている

「敵基地攻撃能力」について、わかこ先生と学ぶシリーズ。


 敵基地攻撃能力というのは、

 飛んでくるミサイルを迎撃するのとはちがい、敵の基地などのミサ

イル発射拠点・発射装置を攻撃する能力のことです。

それって(許されるはずのない)先制攻撃じゃん、とすぐに思い当た

りますが、「ミサイル発射の準備がなされた段階ですでに攻撃が着手

されているのだから、それを察知してすぐに基地を攻撃することは

あくまでも専守防衛の範囲内だ」という理屈でゴリ押しされてしまえ

ば、保有も正当化されかねません。


⑦ イラク戦争では「世界最強」のアメリカ軍でも、イラク軍のミサイ

ル発射台を半分ちょっとしか破壊できなかったんだ(知ってた?)。

北朝鮮は200発以上のミサイルに加えて発射台もたくさんあると言われ

ているから、全部を発射前に攻撃~なんて不可能。攻撃が外れたら、

当然向こうも反撃してくるよ。



⑧ 日本政府は、仮に同盟国アメリカがどこかの国に攻撃されそうに

なったときには、日本が「集団的自衛権の行使」として敵基地を攻撃

することも憲法許される、と国会で答弁しているから💦、日本自身が

攻撃されてなくても日本がどこかの国をミサイル攻撃するってことに

も使われかねないよ。


(続く)

#敵基地攻撃能力

#GOVOTE