2020年10月5日月曜日

菅首相と記者たちのオフレコ懇談会 2



 菅首相と、複数の記者との「オフレコ懇談会」について。
 これを欠席した記者たちは、「抱きつき取材」の限界やデメリット
を理解しての判断なのでしょう。自身の矜持を守る姿勢に、心より
敬意を表します。

 こんな記事もあったのでご紹介します。

● 菅首相「パンケーキ記者懇談会」
        朝日、東京新聞「不参加」にネットで賛否 (J-CASTニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c915f7dff54187988f59266924f1996e584914b9




「参加すれば質問する機会もあっただろうに」
「自ら情報ソースを減らすだけにしか思えない」
 ネット上には、欠席した記者たちに対してこんな批判がある、との
ことで、仰天です。

 この取材方法で、取材源を真っ向から批判する記事を書けるわけが
ないことは、この7年8カ月のTV報道や大手新聞各紙を見れば一目
瞭然です(ほんとうに残念…)。海外の大手メディアでは、権力との
接触を(たとえコーヒー一杯でも)禁止する内部規定があるほどで、
記者は権力がどれだけ「マスメディアを抱き込もうと常に狙っている」
か、警戒しすぎるほど警戒すべきところなのですが…。
 上記“批判”は、その認識が甘すぎる、と言わざるを得ません。

 欠席した記者の方々を心から応援します。
 
 そろそろ菅首相の「パンケーキで親しみやすさを演出する」作戦の
賞味期限も切れるころです。公の記者会見で、言葉を尽くして説明する
ように、メディアは迫ってください。