2020年10月12日月曜日

反日、という言葉


 政権を批判するとしばしば返ってくる「反日」という揶揄があります。
 概念がそもそも曖昧なので定義も分かりませんが、政権批判する人を
「国家の敵」と見なして議論をさせまいと、嘲笑し、排斥するために
使われる言葉であることは分かります。その言葉自体もさることながら、
「反日」という言葉で人を非難する姿勢は、まったく知的ではありません。

(政権批判する人が国を愛するがゆえに悪政に対して声をあげているのは、
言うまでもありません…。)


 憎悪をあおるだけで中身のない言葉には、注意しましょう。
 こういう言葉が飛び交う社会は、冷静な議論ができる土壌とはいえず、
民主主義も遠のきます。