2020年1月22日水曜日

「食事を妻が作らない家庭は異常」という家族観を押しつける異常




 タレントの劇団ひとりさんが、TV番組で家庭での食事について語った
ところ、とんでもない反応が。


● 劇団ひとり 自宅での意外な食生活に…
             加藤浩次「オマエ、別れるな」 (スポニチ)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200119-00000145-spnannex-ent



 朝ご飯を自分で作る、と話した劇団ひとりさんに対する反応
  ↓
(引用)
 「だって自分で食べるものだから。そういう時代じゃないんです。自分のこと
は自分でやるっていうのが」と、なぜそれが不思議なのか、という表情で語った。
加藤はさらに「じゃあ、晩飯どうしているの?」と聞いたが、それにも「ウーバ
ーイーツ頼んだりとか」と答え「自宅で?」という声には「(家族と食事の)
時間が合わないじゃないですか」と言い切った。
 思わず加藤は「オマエ、別れるな」と言うと、ひとりは「別れない!」とキッ
パリ。島崎も「別れるの?」と言うと、「別れない!なんでそんなに嬉しそうに
言うんですか!」と打ち消していた。
(引用終わり)


「妻が食事を作らない家庭は異常」という価値観を押し付けて、自分の食事を
自分で用意してデリバリーも活用する夫に対して離婚の予感がすると笑う…
 これが公共の電波に乗ったとは、なんて有害なのでしょう(-_-;)。
上記記事だって、タイトルに「意外な食生活」と書いている。妻が食事を用意
しない(こともある)家庭を、「意外」と評する、この異常。。。

 「食事というものは妻が常に用意するもんだ」という家族像自体に違和感が
ぬぐえないことはもちろんのこと、それを人に押しつけて異なる家族観を嘲る
という姿勢は、人としてどうかしてるレベルなのでは。
 劇団ひとりさんがきっぱり反論してくれたからまだマシなものの、家事を
手分けして乗り切ってる多くのご家庭は、さぞかし不快だったことでしょう。

 特に、仕事に育児に(介護にも)奔走している女性にしてみたら、「夫の食事
も作れないなんて愛情が足りない」とでも言われたような破壊力。