2020年1月21日火曜日

神話と事実の区別がつかない人を選挙で選んではいけない理由



 三原じゅん子議員はじめ、神武天皇を実在の人物かのように語る国会
議員が増えているような気がして空恐ろしい限りですが、
 地方議員のレベルでいえば、国会議員の比ではないくらい多いこと、
ご存知でしょうか。

 一例として挙げると
  ↓
<杉並区会議員・佐々木千夏のブログ>
https://ameblo.jp/chinatsusasaki/entry-12561789513.html




(一部引用)
 日本人の祖先が神話と代々伝えてきたことに対し、「神話は歴史で
はない」などとは大変傲慢ではないでしょうか。
易姓革命、血で血を洗う諸外国の宗教対立、領土拡大のための戦争が
今なお続く諸外国と違い、2800年もの長きにわたり、
神武天皇の建国以来、私たちのご先祖様が国家の中心として守ってきた
からこそ、この平和な日本があるのです。

 もし、現在の左翼などが政権を取っても、「非論理」な者同士では、
必ず内部抗争が始まり、人は、「圧倒的絶対者」を中心としなければ、
諸外国のような易姓革命、戦乱の絶えない国となってしまいます。
中国、韓国、歴史が浅い国と、日本、英国と歴史の長い国が、それぞれ
「どのような歴史を歩んできたか」比較すれば一目瞭然です。
(引用終わり)



 神話と客観的事実の区別がつかない、というのは、とても危険な徴候
です。
 2800年という数字がまずエビデンス不明で「???」な上に、
 日本の歴史を振り返れば、歴史でたくさん「●●の乱」「〇〇の役」
など暗記したので分かりますよね、戦争ばっかです。どこが平和なのか。

 さらには「人は、『圧倒的絶対者』を中心としなければ、諸外国の
ような易姓革命、戦乱の絶えない国となってしまいます。」という
くだり、すさまじい世界観ですよね。
 民主主義を一蹴して、自国の歴史は棚に上げて諸外国を「戦乱の絶え
ない国」として貶める。

 このように、客観的事実を見ようとしない人、物事を科学的・論理的
に思考できない人を代表者として選挙で選ぶことは、とても危険なこと
です。有権者の願いや住民の生活の実態を真正面から理解できない人で
あるばかりか、民主主義や人権を否定しているのですから。

 憲法の理念と乖離した価値観・世界観の人を、選挙で選ぶことは、
主権者自身の首をしめることだ、と改めて深く認識しなければなりま
せんね。