2019年7月14日日曜日

出産を“功績”と称える自民党 こんな女性観・人権感覚の与党って


 自民党の三ツ矢衆院議員が現職女性候補の応援演説で、
「(1期目の)6年間で一番大きな功績は子どもをつくった
ことだ」と“応援”…。


 出産それ自体はとても幸せなことですし、この候補者ご自身に
とっては人生最大に近いくらいの喜びだったかもしれません。
でもこれを“功績”と位置付けるところが…さすがの自民党クオリ
ティ。

 結局、どんなに「すべての女性が輝く」と表面を取り繕っても、
「女性は黙って育児に専念していればよし」という世界観は盤石で、
隠せません。
 国家のための出産でもないでしょうに、「国家・社会繁栄のため
の出産」とは、ほんとうに、気色悪いものです。


● 同性婚・夫婦別姓…ジェンダー争点 参院選「山」動くか (朝日)

https://www.asahi.com/articles/ASM797R9DM79UPQJ00Y.html


 三ツ矢議員の発言について、首相側近の萩生田議員は擁護して
います。
 「母親になって一つ大きくなった候補者をぜひ皆さん応援して
くれという趣旨だったと思う。演説全体を聴いた人には理解して
もらえたのではないか」


● 自民・三ツ矢氏を擁護=萩生田幹事長代行 (朝日)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190714-00000037-jij-pol



 ほら、やっぱり。

 フォローになってない、というか…。

 議員在籍中に子どもが生まれた男性議員の応援演説で、
「最大の功績は子どもをつくったことだ」とも「父親になって
一つ大きくなった」とも言わないでしょう。
 
 一目で、まざまざと分かるのです。
 女性が男性と同じくらい自由に生きる社会を「望んでいない」
のは、どの政党か。
 差別のない社会を「特に目指していない」のはどの政党か。
 女は黙って男に付き従って、3人以上産んで家事も手を抜かずに
一手に引き受けてろと考えてるのは、どの政党か。

 投票に行きましょう! 

 投票日は7月21日(日)。用事がある方は期日前投票へ!