2019年7月31日水曜日

ムダな校則・生活指導 人権の観点から見直し点検が大事です


 都立高校での、明るい色の地毛を黒に染めさせる生活指導が、
ようやく中止へ向かいそうです。

● 都立高の頭髪黒染め指導、反対署名1.9万人 都教委「中止」明言 (毎日)


 「高校生の髪は黒いものだ」という大人たちの好み/常識を守る
ためなら生徒の生まれながらの体質・個性も許さない、おぞましい
指導でした。
 
 今後も、(特に服装・髪型に関する)生活指導や校則については、
論理的に、人権の観点から、「なぜこのルールが必要なのか?」と
点検し続けることが大切でしょう。
 非論理・非科学的な規則で生徒をがんじがらめにする指導は教育
ではなく暴力です。
 そればかりか、確実に生徒への「長いものに巻かれていればいい
んだ」「強大なものにたてつくな」というメッセージになり、
「権力に文句を言わない」「ものを考えない」人間の再生産につな
がりかねません。