2019年5月23日木曜日

聞くに堪えない差別発言をする候補者を前に



 日本維新の会から出馬予定の候補が、聞くに堪えない差別発言をしました。


●元フジアナの長谷川豊氏が差別発言 
           参院選擁立予定の維新は処分検討(毎日)
  https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190522/k00/00m/010/211000c


 エタ・ヒニンとして差別された人々を「性欲があるから当然乱暴も
します」「犯罪のプロ」「侍の家に押し入ってレイプ」…。


 絶句しますが、最大級の軽蔑に値するものでしょう。

 人は出身地ですべての人格・人となり・能力・貴賤が決まるでしょうか。
数百年前から「んなわけない」と気づいた人たちが自由・平等を説いて
久しく民主主義国家であれば当然中の当然になっている土台を持ち合わせ
ない人が、いる。

 人権だの憲法だのを正面から学ばなくても「ありえない」言説だと
いうことは、大部分の人が皮膚感覚的に分かるでしょう。

 「誰もが自由で自分らしい人生を生きていける平穏な社会を作りたい」。
そう願うなら、しなければならないことは、ただ1つ。

 こういう人を、絶対に当選させてはならないことです。

 「身を切る改革」とか「決断力」とか「新しい時代を」とか、
どんなに“漠然と聞こえのいい言葉”を語っていても、人権や憲法を
踏みにじる言説をしたところで、アウト以外の何者でもないことを、
自分に念押しして、一人でも多くの友達・知り合いに伝えることです。

 そして、そういう人物を容認する政党もアウトだということを、
忘れないことです。

 「国会議員にどのような人がいるのか=国民がどのような人を
選んだのか」、ですから、「国会議員の質=国民の質」、ですよね。
残念ながら。