2019年5月29日水曜日

アメリカの戦闘機を爆買いする日本政府 (奨学金でも保育園でもなければ、そこにお金使う!?)



 何百もの欠陥をアメリカ自身が指摘するF35ステルス戦闘機
(1機100億円以上!)。
 はっきり言えば、“ポンコツ”です。

 それを105機追加購入する日本政府に、トランプ大統領も大満足のようでした。
 
「2018年、日本は米国製の防衛装備の最大の買い手となった。
F35ステルス戦闘機を105機購入すると発表した」
「同盟国の中で日本が最大のF35保有国となる」
 (27日、首脳会談後の共同記者会見にて)


 どうみても、「まともな税金の使い方」とは思えません。


●墜落したF35、1機分のお金で何ができたか
 ―「欠陥商品」147機6兆2000億円を爆買いの愚 (志葉玲)
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20190412-00122036/


 億どころか兆なんて単位が出てくると、もう想像を超えてしまいますね。
 でも、私たちがせっかく納めた税金が、どう使われるのか、それは納税者
だからこそ、主権者だからこそ、気になります。
 だって、4,000人分の保育所や900人分の特別養護老人ホームの建設
が可能とも言われているのです!


 上記記事の中では、市民団体「NAJAT(武器取引反対ネットワーク)」代表
の杉原浩司さんいわく、
 「政府の給付型奨学金の予算は、2018年度で105億円と(F35の)
1機分より少ない。今年3月に打ち切られた、原発事故での自主避難者への
福島県からの住居支援の額が約80億円です。」

「1機分のお金があれば、90の認可型保育所を新設できます。」

「F35シリーズは維持管理費も高く、運用30年で1機あたり307億円も
かかります。安倍政権が計画している147機の購入費・維持管理費をあわせ
ると、総額で6兆2000億円という莫大な金額となります。」

…(/_;)
子どもが学びたいように学べる社会、お金を心配せずに学べる社会、
女性が自由に人生を歩める社会、女性が男性と同じように仕事と育児を
両立できる社会、
災害で衣食住に困る人の“人間らしい生活”を守れる社会、

 現政権と与党は、そういう社会を目指してくれないのですか。
 なぜ奨学金や保育園や被災者支援よりも戦闘機が優先なのですか。
 この優先順位は、どう考えてもおかしい。
 そんな最低限の生活や人生設計の基盤すら作ってくれない政権に、国民の生活
をこれ以上託したいとは思えません。