いまだに臨時国会を開こうとしない政府・与党について、この
ような報道はとても良くない、という例です。
● 政府・与党 臨時国会召集しない方針固める (日テレNEWS24)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c8f6b4d1c4d093b9ff6427582dcf2ed6ec2880b
<一部抜粋>
野党側は、今月26日、「予備費を積み増すべきだ」などとして
臨時国会の召集を与党側に要求し、政府与党は検討を重ねていました。
…「予備費は現状では足りている。衆議院選挙後に、今年度の第1
次補正予算案の成立を急ぐ」として、政府与党は、来月29日投開票
の自民党総裁選の前には臨時国会を召集しない方針を固めました。
<抜粋終わり>
あたかも政府には臨時国会を召集するかどうか自由に決められる権限
があるかのような報道は、やめてください。憲法53条に基づく要求が
あった以上、内閣は召集しなければならないのです。なぜ「憲法53条
をないがしろにする許されない判断である」とひと言最後に添えること
すらしないのでしょう。
マスメディアが、民主主義国家の政権&与党としてあるまじき態度に
対して何も批判をせず広報かのように流すことは、民主主義の社会に
とって有害です。「どうせマスコミは騒がないだろうし支持率は下がら
ない」と思われてしまっているから、結局、政権の“蛮行”が横行して
いるわけです。
国民の知る権利に応え、民主主義社会をより深く耕す使命を思い出し
てくれるよう、私たち市民からの批判をしっかり届けましょう。