2021年8月31日火曜日

政権に“重用”された夏野氏のツイート(一票の価値は納税額次第)


 政府諮問機関「規制改革推進会議」の新議長に“抜てき”された

夏野剛氏(56)。

 (株)KADOKAWA社長で、慶応大学特別招聘教授だそうですが、

過去に夏野氏が発信した主張が話題です。


 <夏野剛氏 2012年6月22日のツイート>

 「あと、言いにくいが、税金払ってない人の2倍の投票権を

税金払っている人に与えていいと思う。どちらにしろ東京の人

の票の重さは鳥取の半分以下だし。最高裁も2倍までいいと

言ってたらしいしね。」

 https://twitter.com/tnatsu/status/215962311792394241?s=20



 参政権は基本的人権です。

 誰かの1票と誰かの一票の価値に、差があるなんてあり得ない。

 その人の価値と同じです。

 夏野氏は「人権とは」のキホンすら知らない。人の価値は納税額

(いくら稼いでいるか)次第だといわんばかりのおぞましい発想で

生きています。

 お金で人の価値をはかる物差しにするこの発言を撤回することない

まま今日に至る人物を、政権は重用しました。人権を軽視・無視する、

また経済的弱者への冷徹なまなざしという世界観が共通しているから

こそ、といえます。そんな思想は間違っている、と政府が思うので

あれば、この発言を撤回もせず反省もしないままの夏野氏の“抜てき”

は間違っています。

 

 民主主義や個人の尊厳といった憲法の価値を一切共有しない人々に

よる政治は、もう私たちの声と行動と投票で終わらせませんか。