2021年8月26日木曜日

体罰は支配の道具


 高校女子バレーボール部顧問の男性教諭が、練習試合中に部員の

顔を複数回平手打ち。学校は聴取の末、体罰と認定して教諭を顧問

から外した、とのこと。


● 声掛け徹底せず部員を平手打ち

   高校総体8強、鹿児島南高女子バレー部顧問が体罰 (南日本新聞社)

https://news.yahoo.co.jp/articles/b9f97c76b7fdb9e8de65f670e119dfb97a1cc823


<一部抜粋>

 学校側の調べに対し、顧問は「迷惑を掛け申し訳ない」と反省して

いるという。

 石田尾行徳校長は「いかなる体罰も許されない。根絶に向けて再発

防止を徹底したい」と話した。

<抜粋終わり>


 「迷惑をかけ」…?

 迷惑?

 この元顧問の言葉は、暴力をふるった生徒への謝罪とも、反省の弁

とも、読めません。むしろ学校に手間を取らせてしまったことを詫び

ているように読めます。暴力を率直に謝罪するときに出てくる言葉、

ではありません。


 体罰は指導ではなく、支配のための暴力です。部活動は「弱い者へ

の暴力は許される」という感覚を刷り込む場になりがちです。刷り込

まれた生徒は、そのまま「弱い者への暴力を容認する」大人になって

しまう。どんな人権教育の授業も、こうした体罰の文化ですべてムダ

になります。

 再発防止の徹底が必要です。元顧問の加害者には、自身の暴力を真摯

に反省し、自分がなぜ暴力をふるってしまう人間なのか、その歪んだ

価値観と向き合い、生徒たちに改めて説明して、「こんな価値観を

持つことは許されない」ことを示してほしいものです。