デジタル庁の事務方トップに実業家の伊藤穰一氏が“抜てき”される
という報道がありました。
伊藤氏といえば、自身が所長を務める研究所で、かつて大規模な
人身売買・売春あっせん・児童虐待などの性犯罪を重ねたジェフリー
・エプスタイン氏から莫大な寄付を受け取っていたことが明らかに
なっています。
また、伊藤氏がその犯罪を知りながら寄付を受け取り続けていた疑惑
も報じられています。
● デジタル庁次官候補の伊藤穣一氏、
「性犯罪者から資金提供はさすがにマズイ」と人事問題化に (デイリー新潮)
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/08101050/
伊藤氏はエプスタイン氏の犯罪を知らなかった、と述べていますが、
いまだ疑惑は晴れていません。政府が伊藤氏を重用するのであれば、
政府はこのエプスタイン事件と伊藤氏との関係についてどれほど精査し
熟慮を重ねて「なぜ他の誰でもなくあえて伊藤氏を起用した」のか
説明が必要ですし、伊藤氏にも国民に対して誠心誠意説明することが
求められます。
上記報道では、官邸が伊藤氏の「疑惑」を知らなかった、とも報じら
れていますが、もしこれが本当であれば、ネットで検索すればすぐに
手に入る報道ですら収集できないほど政権の情報収集能力の欠落も疑い
ようがありません。
あるいは、そうした情報収集など不要だと判断したのだとすれば、
反社会的な勢力・組織へ警戒がない、致命的なモラルと遵法意識の欠落
です。
どう転んでも、一つの国家の行政を担う組織として体をなしていません。。。