2020年8月6日木曜日

コロナ(つまり国民の命とくらしの危機)から逃げる政権



 利権でしか動かない与党。
 そして質問や批判をされることを嫌い、頑なに国会を開かない首相。
 一体なんのために政治家を目指したのかな、と思います。ここまで
国民を置き去りにして、知らんぷりして、どんな夢を抱いているのか、
純粋に不思議になります。

 
● 中村文則の書斎のつぶやき コロナから逃げる政権 (毎日新聞)
 
https://mainichi.jp/articles/20200806/ddl/k23/070/181000c




<一部抜粋>
 政治なんて関係ない、という人は大勢いたと思うし、その気持ちは実は
よくわかる。そして結果こうなってしまったのだが、では日本はこれで
変わるかというと、恐らく変わらない。
 上手(うま)くいっている国を手本にし、自国を改善するのではなく、
上手くいっていない国を見て、安心する方を選ぶ。目の前の危機を見る
のではなく、コロナなど大したことはないと言う方を選ぶ。検査体制の
不備から目を逸(そ)らすため、まるで国民に非があるかのように、
日本ではそれほど効果もない罰則とかを強化しようとする。データの
細かい改竄(かいざん)まで始めるかもしれない。
<抜粋終わり>


 この人、この政党に政治を任せていたら、自分も家族もリアルに命が
危ない。そう感じませんか。
 「政治の話なんかしたら、ぜったいに白い目で見られる」と怯えて
しまったまま、何も言わなければ、政治の世界では「文句ない」「容認」
と見なされてしまいます。

 疑問や批判、怒りを、しっかり形にして発信しましょう。みんなの意見
がぶつかり合ったり連帯を生み出したりしなければ、何も議論は生まれな
いし民主主義は育ちません。
 解雇されたり、店をたたまざるをえなかったり、収入が途絶えて途方に
暮れている人がどんどん増えています。満足に一日三食とれない子どもが
いる、という現実に胸を痛めない政治家は、必ず別の局面で他の人の危機
も放置するでしょう。次に放置されるのは、あなたかもしれない、私かも
しれない。

 困窮する人に手を差し伸べる義務を放棄した政権には、退陣一択です。