2020年6月5日金曜日

麻生氏「民度が違う」発言 溢れるレイシズム


<一部抜粋>

 死者数の割合が高い米英仏を例に挙げ、「こういうのは死亡率が一番
問題。人口比で100万人当たり日本は7人」と強調。他国の人から「お前
らだけ薬を持ってるのか、ってよく電話がかかってきた」と明かし、
「そういった人たちの質問には『お宅とうちの国とは国民の民度のレベ
ルが違うんだ』と言って、みんな絶句して黙るんですけれども」と語った。
「このところ、その種の電話もなくなりましたから、何となく、これ定着
しつつあるんだと思います」との見方も付け加えた。

<抜粋終わり> 



● コロナ死者少ないのは「民度が違うから」 麻生太郎氏 (朝日)
 
https://www.asahi.com/articles/ASN6455CGN64UTFK008.html



  多くの方々が思うように、「そりゃ絶句するだろうな」。

 論破してやったし社会に定着してる考えだろ?とドヤ顔で語ってしまう
麻生氏。折しも世界中がアメリカで起きている抗議デモとトランプ大統領
の動向に注目し、レイシズムの根深さに怒り、解消に向けて一人ひとりが
語りだしているときに、これ。

 人権感覚、モラル、一般常識の欠落が致命的で、「日本がまだまだ文明
国ではない」と国際的にもより一層印象づけることとなるでしょう。


 「民度」とは、定義は不明確ですが、特定の民族(そこに住む人々)の
何かしらのレベルを指すもののようで、つまり民族・人種・種族ごとで
レベルの差異ないし優劣があると多かれ少なかれ考える人が用いる言葉
だといえましょう。


 他国民へのレイシズムが溢れる発言、主権者として許せますか?
 これでも容認しますか?

 もういいかげん、「やれやれ、また麻生節か~」とたやすく許す謎の風潮、
やめませんか。

 我々が永年彼のレイシズムを許してきたという事実を、一人ひとりがどう
受け止め、どう行動するか、問われます。