2020年6月2日火曜日

留学生への外国人差別、在日学生への朝鮮人差別。いずれも政権・与党の愚策



  コロナ禍で困窮する学生への現金給付策、留学生のみ成績要件が設け
られ、その上朝鮮大学校が給付の対象外とされているという大問題。


● 困窮学生への国支援策 留学生らが成績要件撤回など求める (カナロコ)
 https://www.kanaloco.jp/article/entry-368073.html





<一部抜粋>

 ネパール出身で上智大大学院生のダリマ・タマンさん(23)は「留学
生だけ成績優秀でないといけないのは差別で、おかしい。生活に余裕が
ない学生ほど働かなければならず、いい成績が取れない状況を分かって
ほしい」。バイト先のレストランは営業を自粛し、別の働き口を探して
学費をやりくりする日々に心身の疲弊は増しているという。

<抜粋終わり>


 生き延びるための、命に直結するお金の給付を、成績上位者に限ると
いう仕打ち。
 文科省は「いずれ母国に帰る留学生が多い中、日本に将来貢献するような
有為な人材に限る要件を定めた」と理由を語ります。

 露骨な外国人差別な上に、優生思想です。政府が率先して外国人差別と
優生思想を助長する政策をとるおぞましさに、言葉もありません。

 しかも、朝鮮大学校については現金給付の対象外、という論外な仕打ち。
記事中にある
「学びの否定、存在の否定が繰り返された。共通の敵は民族や文化ではなく、
ウイルスであるはずだ」
という男子学生の言葉に、返す言葉はありません。
 人種差別撤廃条約や国連人権規約にも明確に違反する現政権・与党の朝鮮
人差別への固執は、三原じゅん子議員の「恥を知りなさい」という言葉が
合います。


 恥ずべき差別を終わらせるためには、マジョリティが変わらなければ
なりません。「差別される側」は、もうずっと前から必死に声をあげて
います。マジョリティがそれを他人事かのように無関心でいるから、
権力は好き勝手に差別を拡大させていく。「差別される側」からの声を、
マジョリティの「善良な市民」の一人ひとりが、自分に向けられている
んだと自覚して、「差別を許さない!」と声をあげて政府に迫るしか
ないのです。

 無関心は、容認です。

 「差別する側」に与したくないと思ったら、メディアに声を届けたり、
発信したり、一人ひとりができることをしましょう。


<あすわかtwitter>
 https://twitter.com/asuno_jiyuu/status/1267642161115181056?s=20