2020年5月30日土曜日

専門家会議の議事録を作らない「理由」が、理由になっていません



● 西村担当相「自由に議論してもらうため」、
           政府 専門家会議の議事録作成せず (TBS NEWS)
 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200529-00000047-jnn-bus_all




<一部抜粋>

 政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を「歴史的緊急事態」と指定し、
適切な文書の作成や管理をすることを閣議了解しました。ただ、内閣官房
によりますと、専門家会議の詳細な発言を記録した議事録は作成されて
いません。
 「自由に率直な議論をしていただくことが大事。発言者を特定しない形
で、議事概要を作成する」(西村康稔経済再生相)


<抜粋終わり>


 「自由に率直な議論をしていただくために議事録を作らない」

 …議事録を作らない「理由」になっていません。

 専門家が「議事録取られると自由で率直な議論ができない」と言うなら、
その専門家は専門家の資格がありません。
 いいかげんでテキトーで非論理的なことをあることないことおしゃべり
するつもりなら、それは議事録取られたら困ると思いますが、会議って
そういうもののために開くのではありませんよね。

 議事録取られたら困るような発言などしなければいいだけの話ですし、
専門的な知見に基づいた科学的・合理的な意見であれば議事録を取られ
ても何も問題ない。
 議事録を作ることは、自由で率直な議論の障壁などではありません。
なんなら議事録とってる会議、すべて自由で率直な議論ができていなか
ったとでもいうのでしょうか。

 やましいことがないのなら、議事録を作れ、ということです。