2019年9月15日日曜日

おまいう的な、法務省の『人権啓発キャッチコピーコンテスト』


「あなたが思い浮かべるのは 誰の人権ですか?」by法務省。
『東京2020公認 人権啓発キャッチコピーコンテスト』だそうです。


https://www.jinken2019.go.jp/?utm_source=ydn&utm_medium=cpc&utm_campaign=news&yclid=YJAD.1568270762.v0q3drSdcq3MXpApjp5r1uyjDynBsisx_Mm6SyDec2ONFnIk_c6NF9ldieLegdgkFQKoD5e5doKRG7VGHn4C2L8oJq9Qv5WDNlwdbLYnUAUv7cM-







 ( ゚Д゚) お、 おまいうっていうやつですね、俗にいう。

 強いてあげるなら…

 首相の街頭演説に疑問を感じてヤジを飛ばす自由や、首相や与党と
異なる意見だからといって権力から表現介入されない、主権者国民の
自由でしょうか。
 法務省が徹底的に踏みつける難民の人権も思い浮かべます。
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 皮肉めいたことを言って申し訳ないのですが…でも、基本的人権って、
根本的には国家権力に対するアンチテーゼのようなものですから。
 国家権力が常に国民から奪おうとするものであり、絶対に奪われては
ならない、保障されなければならないものです。

 今、どんどん「公共」「国益」「秩序」の類が、個人個人の幸せや
人間性よりもずっと大切なものかのような扱われ方をしてきている
状況下では、改めて、その国家と人権との対立関係を確認しておかな
ければ、と強く思います。
 (そのことについては、法務省は、ぜんぜん教えないんだなー、って
やはり、溜息です。いや、権力にそんなこと期待するのがムダなんだ
という声も、もっともなのですが。)
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 この『人権啓発キャッチコピーコンテスト』のサイトでは、
ご丁寧に「参考にしよう 法務省が掲げる17の人権課題」なんて
一覧表まで掲げられています…。




 どれもこれも「一番踏みにじってるの政府(行政)自身じゃん」的で
シュール…。

 自民党だけが選択的夫婦別姓を拒んでいるわけですし
 政府は児童相談所の職員を増やさず、生活保護費をむしろ減らして、
戦闘機を爆買いしているわけですし、
 人権侵害の温床「外国人技能実習生」制度を廃止しないわけですから。。。
 法務省自身、人権侵害の究極系ともいえる死刑を執行しているし。

 突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めてしまう底なし沼のような
「法務省の人権啓発」。
 よかったら、ぜひ、応募なさってみては!