2019年9月18日水曜日

アントニオ猪木氏の政権批判



アントニオ猪木氏、慧眼。

「(したたかな参謀ではなく)安倍首相が
側近に気の合うかわいい奴ばかり寄せ集めた
結果、国家のためと言いながら、実際には
自分たちの権力を維持するための政治しか
できなくなっているんだろうね。
“絶対的権力は絶対的に腐敗する”の格言通りに 」

● 政界引退したアントニオ猪木76歳が
      安倍首相の対北朝鮮外交を批判する理由 (文春オンライン)




 猪木氏が訪朝を繰り返して解決に尽力した拉致問題についても、結局、
被害者家族の願いを聞き届けるどころか「困ったときの政治利用」に使う
だけで、現在に至るまで北朝鮮と正面から向き合って真剣に最優先課題
として取り組むことはありませんでした。

 国民の命よりも、自分の挑戦への差別意識と敵意が沸き上がり、どう
しても宥和・対等なパートナーシップ、みたいな方向には行きたくない
という憎悪を優先してしまうのでしょう。


 あえて旭日旗を「問題ない」と言って五輪会場への持ち込みを許したり
する姿勢からしても、現政権と首相には国際平和とか、差別のない平和な
社会とか、そういうものへの思いがあまりにも欠けている。
そう感じませんか?


 それを「大胆」とか「タブーなき政治」とか「勇ましい」などという
言葉でフォローしてはいけない。言うべきことをしっかりいうことと、
敵意をむき出しにすることは、全然違うものです。


 人間の命を大切に思えない人が、人権を守ろうと思えるはずもなく、
民主主義に忠実でいられるはずもなく、平和を希求することもないで
しょう。


 朝鮮半島へのすさまじい、おぞましい差別と憎悪に流されずに、猪木氏
の地道な努力を振り返ったり、同氏なりの研鑽の結果紡ぎだされる言葉に、
しっかり耳を傾けませんか。