2018年12月11日火曜日

なにがなんでも改憲。首相の執念は消えません。


●安倍首相会見詳報(2) 2020年の新憲法施行「気持ちに変わりない」(産経)
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181210-00000592-san-pol


「憲法の課題については、最終的に決めるのは国民の皆さまであるという認識を
強く持つべきだろうとこう思っています。」
 ご自身の前のめり感と矛盾しています。
 国民主権の意味を謙虚に理解しているとは到底思えないような政権運営を貫いて
きました。
 ただ、よく読むと、最終的には国民投票だけれども国民投票までは権力が強行に
進めていい、という考えとも受け取れます。

 また、首相は「(各政党の憲法への見解を)開陳しなければ、国民の皆さんも、
やはり議論を深めようがないのではないのかな、と思います。」と、単に議論を
始めたいだけかのように語りますが、ではなぜ「2020年に改憲された憲法を
施行したい」と期限を設定しているのでしょう?
 だって、あと数週間で2019年です。
 憲法をまず知ろう、今の憲法を理解しよう、というところからスタートすべき
ものなのに、え、2020年に施行?っていうことは2019年に国民投票?
 時間なさすぎでしょう。
 
 皮肉ではなく、心から、首相や与党の議員さんたちに、憲法のキホンを学んで
いただきたい。主権者として、祈らずにはいられません。