2019年8月18日日曜日

「人権擁護=優しさ」? 法務省のビミョーなツイート(続)



@MOJ_JINKEN
人権って,「命を大切にする」とか「人の心を傷付けない」とか
身近で大切なものなんだ。夏休みに君の思いを作文に書いてみない?
一生懸命考えた内容なら,少ししか書けなくても大丈夫。
この経験はきっと未来の君のためになるよ。
詳しくは→moj.go.jp/JINKEN/jinken111.html…




https://twitter.com/MOJ_JINKEN/status/1161902092656599040


「人権って,『命を大切にする』とか『人の心を傷付けない』とか
身近で大切なものなんだ。」

。。。( ゚Д゚)  

 人KENまもる君の迷言、日本語として成立していないちょっと
罪深いレベルです。

 なんなんでしょうか、このオリジナル定義は…

 「人が生まれながらにして持っていて、誰にも奪われない権利の
ことなんだ。」くらいの説明、大して難しくないはずです、、、


 人権の定義を正確に伝えることすら避けたいという法務省の意向を
忖度したがゆえに、「人権って、命を大切にするとか」云々、迷言を
つぶやいた、というわけです。
 法務省(公権力)が「人権とはつまり思いやりだよ、作文書いて
みようよ」と市民に“指導”する光景は、正直いって、グロテスクです。


 ちなみに、人KENまもる君が誘っている「作文」とは、法務省の
「全国中学生人権作文コンテスト」への応募のことです。
 http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken111.html

 上記サイトによると、作文コンテストは「日常の家庭生活や学校生活
等の中で得た体験に基づく作文を書くことを通して,人権尊重の大切さ
や基本的人権についての理解を深め,豊かな人権感覚を身に付けること」
が目的だそうで…。

 結局、「人権=思いやり」的な教育なのですね。


 中学生はぜひ、人権は国家権力に対抗する概念として生まれ、発展
したという基本形(歴史的沿革)からおさえてほしいなと思います。
このまま人KENまもる君の言ったとおりに人権をイメージしてしまうと、
誤解したまま成長して憲法や民主主義の理解ができなくなるおそれ
すらあります。

 テーマは…
 たとえば、結婚で別姓を選択できない、同姓婚できない、市長が展覧
会の内容に介入してくる、逮捕されると自白するまでずーっと身柄拘束
する…作文の素材は、日常生活の中にも、報道の中にも、たくさんあり
ます。