2016年3月25日金曜日

いよいよ明日! 性と姓と生をとことん語る24条カフェへ是非お越し下さい☆


 24条カフェの開催が明日に迫っています☆
 予約不要ですので、どうぞお気軽にお越し下さい。

日時: 3月26日(土)13時~

場所: カフェ&バー Untitled
   台東区上野桜木1-5-6 シーダーレジデンスB1
     (JR上野駅 上野公園口より小走り8分!)
 

参加費: 1000円/学生500円


 あれ、もしかして、憲法24条ってなぁに?という方、少なくないのかも…
 明日来て頂ければ全部お話しますYO!
 

というだけでは不親切かもしれませんので、かいつまんでお話すると…

 まず、憲法には国家の究極の目的・究極のテーマが書かれています。
 それは13条「個人の尊厳」です。簡単に言えば、「みんなありのままで
誇りある自分らしい生を歩んでいいんだ!」、という宣言です。
 憲法24条は、「当然だけど、憲法13条の精神は家庭内にも夫婦間
にも流れるものだよ。夫と妻は平等な関係だよ。家族法は、この精神に
基づいて定められなければなりません。」という規定です。
 戸主が家族を統率して、子は親に従属し、妻は夫の付属物として権利
能力はなく、不倫して罰せられるのは妻のみで…という、家制度が、敗戦
まで続きました。
 憲法24条が制定されたことで、この家制度を支えた法律が一気に憲法
違反になり、改正されました。
 日本の女性を「付属品」から「誇りある人間」に戻した条文であると共に、
国民を「あるべき家族」観から自由にした、ものすごいパワーとドラマの
ある定めなんです。
 


 この条文を自民党は変えたがっています。

 「家族は社会の基礎的な単位である」なんていうフレーズを入れたがって
います。婚姻は両性の合意「のみ」で決まるはずのものなのに、「のみ」と
いう言葉を削除しようとしています。


 え、なんで、わざわざ?
 なんかへんなの…


 この「家族保護条項」を改正草案で提案するに至るまでに自民党の中で
どんな議論があったか、資料(2004年3月自民党憲法調査会)を覗いて
みると、いろいろな「発言」が出てきます。


「憲法とは何かと言えば、やはり愛国心の1番の発露なのではないか。
・・・そしてその根底にあるのは何かと言えば、家族だ。1人で人間が
個人の権利だけを主張して生きられるはずがない。そういう国がもし
あるとすればバラバラになる、崩れるに決まっている。人間の支えと
なるもの、根底は家族に決まっているわけで、その家族観をぜひ憲法
に書いて頂きたい。」(by 西川京子衆議院議員)


「個人・家族・コミュニティ・国という階層のなかで、日本人は国も捉えて
いるのではないか。したがって、急に国に奉仕しろといわれても飛びすぎて、
まず家族・コミュニティに奉仕をする延長線上のなかに国に対する奉仕も
位置づけたほうがなじみやすいのではないか。そういう意味で家族・個人
の関係をもう1回構築をしていくことが、まさに大変重要なことではないか。」
(加藤勝信衆議院議員)

「いまの日本国憲法を見ておりますと、あまりにも個人が優先しすぎで、
公というものがないがしろになってきている。個人優先、家族を無視する、
そして地域社会とか国家というものを考えないような日本人になってきた
ことを非常に憂えている。夫婦別姓が出てくるような日本になったという
ことは大変情けないことで、家族が基本、家族を大切にして、家庭と家族
を守っていくことが、この国を安泰に導いていくもとなんだということを、
しっかりと憲法でも位置づけてもらわなければならない」
(森岡正宏衆議院議員)
 


 …( ̄Д ̄;)


 「家族の絆を取り戻そう!」とか、なんか、一見いいこと言ってそうな訴え
の根底には、明らかに「国家への服従」「あるべき家族」観への共感、
家制度への郷愁があります。


 イマドキ!?
 うそでしょ、と思いますか。

でも、現実に、その提案を現実のものとしようという動きが加速しています。
 憲法って9条とか平和とか、そういうやつでしょ、…いえいえ、全然それ
だけじゃないのです。私たちのなにげない暮らし自体にかかわる、けっこう
「崖っぷち」な事態です。
 もっと知りたい方、もっ学びたい方、ぜひぜひ、明日13時から、
「24条カフェ」にお越し下さい v(≧∇≦)o